こんにちは( *´艸`)
着付け師、加藤です。
やっぱり地元は良いですね~!!
6年間住んだ東京を離れて、地元の岐阜県に帰ってきました~
山、山、田んぼ、畑!!
やっぱり慣れ親しんだ地元は落ち着きますね。
今まで当たり前であった自然が、東京の都会ど真ん中に住んで…自然ってなんだかすごい!!
夕日、草花、山、田んぼなど以前より、「キレイだな~」「すごいな~」って気づくようになりました。
地元の見る目がなんだか少し変わりましたね❤
地元で出張着付けを始めることになった、経緯をお話しします(‘ω’)ノ
着付けを始めたきっかけ
もともと母親が着物が好きで、たくさん着物があるのに「自分では着れない」「宝の持ち腐れだな」という思いがありました。
毎年、お正月は着物を着るものの知り合いの着付け師さんにお願いして着せてもらっていました。
「着たい時に自分で着れるようになりたい!!もっと気軽に着たい!!」
という思いがつのり、着付け教室に通い始めます。
自装→他装まで習います。
他装は一通り黒留袖まで習いましたが、実践する機会はなく岐阜に住んでいたころに他装をしたのは、従兄弟の結婚式に自身の母親に訪問着を着せた時ぐらい。
自分で着物を着てデートに出かけたり、美濃和紙のあかりアート展に行ったり、着物を着る機会が増えて着物ライフを満喫♪
着付けを仕事にしようとは思っていなかったので、自身が着れて満足でした♪
そして、着付け教室への通いが終わるころ、東京へと移住しました。
東京へ移住、着物を着る機会がゼロに
東京では家から近くの江戸前蕎麦屋さんでバイトを始めます。
江戸前蕎麦屋さんを選んだ理由は、女将さんが着物だったのでてっきり「従業員も着物かな?」と勘違いをし…そこで1年間働きます。
着物って置くスペースが大変で、場所をとるんですよね…。
東京では着物を置くスペースの確保が大変(汗)ということで、東京へは一切着物は持っていきませんでした。
そして、お正月に地元岐阜に帰省した時に「毎年恒例、着物を着よう!!」としますが…なんと、全然着れないではないですか(-“-)
腕が衰えまくりです(泣)
「これはダメだ!!」と思い、東京で着物関連の仕事を探すことにします。
当時、京都や浅草で流行り始めていた、観光向けの着物レンタル屋さんのアルバイトを探すことにします。
そして、丁度開店する新規のお店と巡りあい、その着物レンタル屋さんで働くことになりました。
東京でヒルトン東京30年、着付け一筋の先生に教えてもらう
浅草の着物レンタルは、月間何千人と利用され、映えるとして日本人はもちろん外国人の方からも多大なる人気があり、着物体験ブームでもありました。(現在は新型コロナウィルスの影響により減少しています(泣))
働き始めた当初は、浅草観光をしている着物姿の子を見かけても「可愛いな~」「目の保養だな~」と。
でも、そのレンタル屋さんで働くにつれ、次第に、着物姿から着付けの仕上がりに目がいくようになりました!!
それは、何と言ってもこのレンタル屋さんは実力主義!!
技術試験が毎月開催され、技術試験に受からないとシフト数が減ってしまうという。
「働きたければ、技術維持・技術向上というわかりやすい実力主義」のお店でした!(^^)!
ヒルトン東京30年の着付け一筋の先生に、毎月2回ほど全体での勉強会を行ってもらい、ひたすら勉強あるのみ!!
先生には、個人練習もお願いしてマンツーマンで教えてもらうことも度々。
本当につきっきりでお世話になりました( *´艸`)
先生のおかげ、お店の実力主義のかいもあって、着付けの技術がめきめきと上がっていきます!!
自身でも、「昨日は調子が悪かったな、今日は絶好調!!」とささいな技術力の違いがわかるほど正しい着付けというものが脳にインプットされました。
先生の正しい着付けを毎日見ているおかけで、脳裏に正しい着付けが焼き付いて離れません!!
今でも正しい着物姿が焼き付いています❤
そして、浅草観光向けの着物レンタル屋さんでスタートし2店舗目をオープンするタイミングで、「浅草観光向け」「礼装」と2店舗わけることに。
私のメインで働ける場所が礼装専門に!!
成人式・卒業袴・七五三・結婚式の参列など数多くの日本伝統である礼装の着付けをさせて頂きました。
着付けというのは、本来、礼装がメインになるので「週末だけ着付けをする」という方がほとんど。
私は、平日に浅草観光向けの着付け・週末は礼装の着付けとほぼ毎日着付けをすることが出来て、週1回だけの着付けで腕がなまるということもなく着付け三昧の生活をさせて頂きました。
浅草観光している着物姿やインスタを見ると、「ここをこうしたらもっと可愛くて、着物姿がきれいになるのに」と思う残念な着付けがたくさんです。
着付けって国家試験があるわけではなく、流派によって着付け方が変わってきます。
着付けの過程は様々で、最後の着物姿での基準となってきます。
・紐の結び方
・着物の合わせ方によって、歩きやすさがどう変わってくるか
・体格・身長・年齢によって、その人にあった着物姿って?
など、着物って奥が深いんです。
着付けを習う際、「おはしょりは指1本分」「衿の抜き加減はこぶし一つ分」など、目安でマネキンを着付けて習い合格していきます。
でも、本来は人によって様々です。
「この方はこのぐらいの長さのおはしょりにすれば、バランスがいいな」
「衿はもう少し空けた方が、着物の色っぽさがでるかな」
という、着付け師の感性も関係してくるので、本当に難しいんですよね…でもそこが面白みのあるところ( *´艸`)
着付けを仕事にしたくなかった私が、着付けの面白みがわかったのも東京での着付け生活のおかげです!!
正しい着付けをしたい
東京で培った着付けを地元でも活かしたい!!
少しでも安く提供し、少しでも多くの方に着物を着てもらいたい!!
と思い、出張着付けを始めました。
些細なことからでも、お気軽にお問い合わせくださいね(^^♪