着物を着る機会ってありますか⁇

「着物が好き~!!」という方は、趣味で小紋のお着物を着てお出かけしたりしますね。
季節によって、着物の種類の「袷」「単衣」「絽」「紗」「浴衣」など着る着物が変わったり、また、季節に合わせて着物の柄を選んだりと、着物のコーディネートって奥深いものがあって素敵です。

「出張着付けを依頼する」と検討する場合には、だいたい「日本人の節目の行事」や「冠婚葬祭」ですね。

成人式
七五三
結婚式
お宮参り
両家の顔合わせ
卒業式
葬式

など、大切な行事の時に必須となるのが日本伝統である「着物」ですね。

「着付けが必要」となったら結婚式場、美容室、知り合いの着付け師さんなどに頼むのが一般的ですね。
でも、「
「値段が高い!!」
「朝早くの対応がしてもらえなかった」
「知り合いに頼むと…お礼はどうしよう?」

気兼ねなく頼める便利な「出張着付け」は、自宅、結婚式場など着付けて欲しい場所に出張を依頼出来ます。
出張着付けを依頼する際に、気を付けたいポイントをお伝えします(‘ω’)ノ

気兼ねなく着物が着れる便利な出張着付け

出張着付けとは?

「着物を着る」となっても、なかなか着るのが難しい…。
「自分で着れるけど」という方でも、大事な日に今日に限ってうまく着れないということもありますよね。

出張着付けは、「着物一式を持って〇〇まで着付けてもらいに行く」という手間が一切ありません。
自宅、目的の会場など、お客様にとって都合抜群の場所に出張を依頼できます!!

便利な出張着付けの依頼をする際に、気を付けたいポイントがあります。

着付け料金とは別に追加費用はある?

美容室や結婚式場で頼むと、「着付け料金+(早朝料金)」とシンプルな料金設定がほとんどですが。出張着付けの場合だと、依頼する着付け師さんによって追加費用が変わってきます。

着付け料金と「+交通費」「+出張費」「+早朝料金」「+駐車場代」と追加される場合があります。

着付け料金が安いと思っても、「他にかかる料金があるのか?」「合計いくらになるのか?」をしっかりと把握しましょう♪

依頼場所までの交通手段、駐車場の確認

お客様の依頼場所までスムーズにお伺い出来ることが、重要になってきます。

ほとんどの場合が、初めて訪れる場所となります。
車でも公共交通機関でも、時間に余裕を持って〇〇分前に到着できるように交通状況など事前に調べて当日向かいます。

でも、交通手段が車の場合いくら〇〇分前についても、駐車場がなければ車から降りることが出来ません。
車で伺う着付けさんは、「車をどこに停めたらよいのか?」確認があると思います。
確認が無い場合は、念のためお客様から伝えておくと当日スムーズです。

着付けの仕上がり時間を明確に、お客様の移動時間も調べておきましょう

着物の種類によって、着付け時間が変わってきます。

「〇時に家を出たいから」「結婚式の受付開始が〇時だから」と曖昧な時間では、着付け師も困ってしまいます。

お客様によっては、着付けが終わってからメイク直しなどや一休憩する時間も必要な方もみえると思います。
また、結婚式の参列の場合にも、受付時間がスタートとは限りません。
お客様の立場によって、リハーサルに参加しなければならない方もみえると思います。

お客様ご自身の状況を考慮したうえで、「何時に着付けが終わっていたいのか?」をお伝えしてください。
そこから、着物によって時間の逆算をしてお伺いする時間が決まります。

余談ですが…

以前、ご依頼あったお客様で「〇〇時に着付けが終わっていれば大丈夫」と伺い、実際当日にお話しをしてみると…
「えっ⁇そこまで行くのにその時間に間に合うの⁇」とお客様が間に合うのか不安になってしまいました(苦)
確かに道が空いていれば、間に合う時間ではありますが…混雑していたら遅刻では??という時間計算でした(苦笑)

必ずしも、時刻表通り・ナビ通りの時間になるとは限りません。
大事な日です、お客様も時間に余裕を持ってお時間の設定をお願い致します。

着付けに必要な道具や準備

着付けに必要な道具や準備は前日までに必ず済ませておいてください。
着物ハンガーをお持ちであれば、着物ハンガーにかけておくと良いです。

着物や襦袢のしつけ糸をとりましょう

新品の着物や襦袢についているのが、仕付け糸です。
取るしつけ糸は裾や袖についている「大小しつけ」で、着物を着た時にみえる部分についています。
着物は仕立て糸も白色です、間違って「取ってはいけない糸」を取ってしまわないように気を付けて下さい。
どれをとっていいのかわからない方は、事前に着付け師さんに確認しましょう。

小物の新品タグをとる、広げておきましょう

帯揚げや帯締めなどの小物類が新品だと、タグがついているので取っておきましょう。
また、帯揚げなど折って閉まってあると折じわがついている場合があるので、広げてハンガーにかけておくと良いですね。

この道具が何かわからない

「似たような形のものがあるけど、どっちを使えば良いんだろう?」
帯枕は形も何種類かあり、横に長い物・太い物などがあるので複数ある場合には事前に着付け師さんに確認しておくと良いですね。
「余分にあるけどどれを使うと良いかわからない」と他にも、複数ある道具は確認しましょう。
基本的には着物の道具であればどんな物でも大丈夫ですが、道具の素材によっては、「こちらの方がよい」という場合もあります。

最近のものだとポリエステル(ツルッツル)が入って安価なものがあるんですが…それは、ご自身で使う場合も着心地もあまりオススメは出来ないものもあるので買う場合には注意してくださいね(-“-)

半衿はついているのか?

基本的には、半衿というものは最初からついているものではありません。
(仕立てるときに半衿もつけてもらうように頼む場合もあります)

「衿が白いから…ついていると思った」と勘違いする方が多くみえますが、半衿がついていない部分は白布がほとんどです。
白色だからと半衿がついているわけではありません。

必ず、半衿が縫ってあるのか?を確認してください。
「当日、着付け師さんが半衿を縫う」という対応も可能ですが、別途料金がかる場合もあります。
親族に半衿が縫える方がいれば事前にお願いするのも良いと思います。

小物の色合わせはどうしよう?

着物に合わせる鞄や帯締めなど、小物の色合わせを悩む方も見えますね。

留袖は帯揚げや帯締めは白がよいなど決まりごとがありますが、着物の決まり事を除けば着物のコーディネートに間違いというものはありません。

最近では、同系色コーデが人気がありますが、サシ色でコーディネートしていくのも素敵ですね。
悩まれる方は、事前に着付け師さんに写真を添付するなど確認して準備しておくと片付けなども楽になりますね。

出張着付けのヘアーセットってしてもらえる?もらえない?

出張着付け師さんで、ヘアーセットもされる方とそうでない方がみえます。

ヘアーセットも希望される方は、その確認が必要となります。

ヘアーセットという仕事が出来るのは、美容師免許を持ち且つ美容所登録された場所でしか出来ません。
なので、本来はお客様の自宅でヘアーセットを行うことは美容師法に違反していることになるのです。
そこまで厳しく取り締まっているわけではないみたいですが…

その点を踏まえ、ヘアーセットは出来るけどホームページなどには記載していないという出張着付け師さんもみえると思います。

ヘアーセットも依頼できるのか?は事前に確認しましょう。
ヘアーセットをされる方は、着付けの前にしましよう。

要望などは事前に伝えること!!

着付けに関して、「ここはこうして欲しい」「飾り結びをして欲しい」など要望がある場合には事前に伝えましょう。

着付け師さんは、お客様の要望に応えれるよう全力を尽くしていますが、対応出来ない場合もあります。
些細なことでも伝えましょう。

不明点は事前に確認、不安を解消しておきましょう

お客様はもちろん着付け師もそうですが、当日はスムーズに着付けを行いたいです。

当日を心置きなく迎えれるよう、わからないことは全て事前に確認しておきましょう。
「当日の確認でいいや」とお客様が思っても、着付け師は内心ドキっとひやひやすることもあります。
また、お客様もその不安や不明点を当日まで解消できずにいるのは気分悪くありませんか?

出張着付けで大事なことの一つが、事前確認です。
お互いの確認を密にしておきましょう♪